脂はお湯だと落ちやすいのは何故だろう

岡崎市のクリーニングの宅配専門店、宅配洗科の蓑田です。

脂は何故お湯だと落ちやすいのか。

お湯に溶けやすいからでしょうか?脂はお湯にも水にも溶けません。

お湯に触れることで温度が上がり、脂は固体から液体になり、お湯によって流れやすくなります。

あぶら切れがよくなるという感じでしょうか。

そして、もう一つ、洗剤を使う場合、脂が洗剤に取り込まれやすくなります。

水(お湯)で洗剤を使う理由は脂(油)汚れを落とす為に使います。洗剤は脂を包み込むようにして落としていきますが、固体の脂より液体の方が包み込みやすくなります。

また、洗剤に含まれる助剤(洗浄を助けるモノ)には温度によって活発になる成分もあります。例えば酵素は汚れを分解する作用がありますが、人肌位の温度で活発になります。

油と脂の違いって

脂は常温で固体。固体とはいっても、ドロドロのものも含まれます。

脂の融点は40℃〜60℃なので、この温度よりも熱いお湯だと脂が液体になるわけです。

ちなみに、油と脂は何が違うのか?

”油”は常温で液体。”脂”は常温で固体のものを指します。

家庭での洗濯でもお湯を使う事で、脂汚れを落としやすくなります。ただし、温度を上げるとNGな衣類もあるので、洗濯表示の確認は必要です。

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