水による縮む綿の仕組み

岡崎市のクリーニングの宅配専門店「宅配洗科」の蓑田です。

羊毛などの場合、水に濡れると表面のウロコ(スケール)が開いて、絡み合うことで生地が縮む仕組みです。綿の場合はどうか?綿の場合は糸による膨張によって縮みが発生します。

綿の糸は引っ張りながら紡いで作られます。その為、綿の生地には戻ろうとする力が、溜まっている状態になります。

洗濯で綿が水を吸うと膨張し元々あった引っ張り力が解放され、内側に引き寄せられ縮みます。この状態から乾かすと縮んだまま糸だけが元の太さに戻る。というのが仕組みです。

綿が水を吸うと膨張するのは、綿がストローのように中が空洞になっているからです。

洗濯を繰り返すと、もとももあった引っ張り力は少しずつなくなって行く為、洗濯をしても縮まなくなります。つまり、初めて綿製品を洗濯する時が1番縮みやすくなります!

製品にもよりますが、収縮率は5%位になります。